“光の振付師”が操る計算し尽くされた異空間を縦横無尽に翔ける光とAKB48が繰り広げる“GANMIダンス”!

※English translation follows after Japanese texts. ※The multiple subtitles are also available. 前作「根も葉もRumor」の“どえらいダンス”超えをテーマに掲げたAKB48 59枚目のシングル「元カレです」。 振付はダンスアーティストGANMIによる「世界がガン見する”GANMIダンス”」 そしてMV監督は藤本実(MPLUSPLUS)。 昨年行われた「東京2020パラリンピック」の開会式でのLED演出にも参加しており、演出ありきのシステム開発を行うことで これまでの概念にとらわれない新しいジャンルのパフォーマンスを生み出す “Lighting Choreographer(光の振付師)” を肩書きとしているが、MVの監督を務めるのは「元カレです」が初めて。藤本監督に話を聞いた。 藤本実監督 【「根も葉もRumor」で女子高生たちがダンスの日本大会で優勝して、次は日本代表として世界大会に出演するというコンセプトから今作をイメージしました。 今回のMVの話をいただいて、何か新しいプロダクトを取り入れたいと思い、MV中に登場する巨大なモノリスの造形物以外は、今回のMVのために新規開発をしました。バッテリー型のワイヤレスムービングライトを20基、LEDポールを40本、そして間奏で出てくるWAVING LED RIBBON(光るLEDのリボン)だったりです。 舞台セットは動かないもので、“演者の後ろにあるもの”という概念を壊したいなって思っていて。アーティストと空間が一体化するというテーマを今回やってみよう!と。リボンパフォーマーがもう顔の傍まで来ていたり、ムービングライトを無線化することで、ダンスフロア内にも配置が可能になり、メンバーと一体化した光線が一緒に踊ったり、LEDポールがどんどん形を変えながら、メンバーの右腕と左腕の手振りを模して一緒にダンスする等、アーティストを主軸におきながらも空間をずっと拡張し続けるMVです。 自分はこれまで、ライブパフォーマンスの演出ばかりやってきたものですから、AKB48の皆さんが劇場公演のような生の現場を大切にしている、という共通点があって、今回のMVは1つのショーをずっと観てるというイメージで制作しています。 パフォーマンスをずっと見る心地良さ、何度見てもいろんな発見があると思うので、何度も見てほしいなと思う作品です。ここまで情熱を注ぎ込むことはしばらく無いと思います(笑)。】
拡張する空間、その中で動き続ける光とメンバー、監督と振付師、そしてAKB48が創り上げた完璧な映像作品が完成した。